副腎皮質ホルモンの分泌量が低下するのが、アジソン病(副腎皮質機能低下症)です。
症状として、食欲の低下、元気がなくなる、嘔吐、下痢などの症状が現れます。
なんらかのストレスを受けた後に現れる病気です。
副腎皮質ホルモンの分泌量が過剰になるのが、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)です。
症状として、水をたくさん飲む、尿の量が増える、食欲が増す、体重が減るなどの症状が現れ、糖尿病を併発することもあります。
アジソン病は、副腎皮質自体が自己免疫を介して破壊されたり、腫瘍や薬剤などで破壊されたりして起こる場合と、副腎皮質に指令を与える視床下部や下垂体に異常があって起こる場合があります。
クッシング症候群は、脳下垂体の過形成や腫瘍で起こる場合と、副腎皮質にできた腫瘍によって起こる場合があります。
この他、どちらも長期間または大量の合成副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)治療を突然やめた場合に起こることもあります。
アジソン病も、クッシング症候群も、予防方法はないといわれています。
早期発見・早期治療を心がけることが大切で、パートナーにストレスとなる生活を早めに見直したり、視床下部や下垂体や脳下垂体などに異変を起こすウイルスや寄生虫の除去をサポートし、腫瘍などをつくってしまう活性酸素を除去する、抗酸化力の高い免疫力を上げる食品を毎日の食事として取り入れる事が重要です。