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愛犬の食糞対策

愛犬の食糞対策

子犬の場合は特に顕著に表れる行動ですが、犬は周囲の「環境調査」をする習性が強く、糞や尿の匂いをかいだりして情報収集をします。 例えば我が家の愛犬のウンチを人間が見たり触ったりして感触で健康状態などを確かめるように、彼らは口を使って認識しようとする傾向があるのです。 つまり落ちている糞を「テイスティング」して情報収集しているわけです。「テイスティング」した対象が、人間の感覚では理解し難い「自分のウンチ」であったり「他の犬のウンチ」であったりするだけで、犬科動物の習性から判断すると食糞は自然な現象なのです。

フードの栄養素や消化吸収能力の衰えが原因の場合も!?

それから、フードの吸収不良が原因で食糞をしている場合もあると言われています。
その場合は、フードに消化酵素【エンザイム】を「トッピング」する作戦は役立つ場合があります。
有効性は立証されていませんが、パパイア(パパイン)、パイナップル(ブロメリン)、キウイフルーツ(アクチニジン)、メロン(ククミシン)、ヨーグル ト、カッテージチーズの「トッピング」で糞自体の味や臭いを無くして、大した情報収集にならないぐらいまで消化し、わざわざ食べたくなる心境を無くす作戦を推奨する獣医師もいます。
また、フード自体に過剰な栄養素が添加されていると、それがそのまま便に出ます。
すると愛犬は「何もご飯を待たずとも…」と糞を再び食べて、栄養素として体に取り込もうとします。ですので、後から栄養素を添加され、過剰になったフードを与えるのではなく、自然の栄養素をそのままに低温調理されたフードを与えることで改善されるケースもあります。

食糞はしつけで改善される?

まずは、最初のうちは便をしたらおもいっきり褒めます。「人間の前で便をすると良いことがある」と学習させるのです。

それから、うんちをして食べようとしたら、大きな音が出るものをそばに投げてびっくりさせて止めさせ、ウンチを食べようとしたら怖い音が出るという認識を持たせます。

たとえば、カスタネットを投げるとか・・・新聞紙などで床をたたくなど・・・
出来るだけ大きな音で、誰が鳴らしているのか分からないようにすることが必要です。
そして食べるのを止めたときに沢山ほめてあげてください。

決して、してはいけない行動!

ウンチを食べると飼い主が大きな声をあげて騒ぐのは逆効果です。飼い主が喜んでくれている…遊んでくれている…と勘違いして、うれしくて糞を食べる傾向が強まったりします。

それから、犬の見ているところで、ウンチを片づけてしまうと、犬はウンチを「大好きな飼い主さんが持って行ってしまった」「もしや隠れて食べている~?」と思ってしまい、逆にウンチに執着してしまいます。ウンチをしたらほめて、別の場所でおやつを食べさせる、または、おもちゃなどで遊んでいる間に、ウンチを片づけるようにすること忘れないようにしましょう。

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