酵素ってどんなもの?
大切な家族である愛犬には、いつまでも元気で長生きしてほしいものですよね。
ですが、たくさんお寄せいただく飼い主さんの声を聞いてみると、まるでわたしたち人間のように愛犬が、アレルギーや、肥満・糖尿病などの生活習慣病に悩まされているのに驚きます。
そのカギを握っているのが食べものであり、そこに含まれる「酵素」です。
酵素って言葉、耳にしたことありますよね? でも、正直よくわからない…そんな方が多いのではないでしょうか?
でも その特徴を知れば、気軽にいつものゴハンから与えてあげることができるんです。
そこで今回は、元気なからだをつくるためにとーっても大切な「酵素」特集です。
愛犬の健康のためにも、酵素の大切さを知り、さっそく毎日のごはんに取り入れてみましょう。
こんなものに含まれて、こんな働きをしてくれます。
生のお肉やお魚、生野菜にフルーツといった新鮮な生の食べもの、そして納豆やチーズ、ヨーグルトなどの発酵食品。
たとえば、わたしたちは、お刺身やサラダを食べたり、みそ汁や納豆など、お馴染みの食事から必要な酵素をとっています。
犬たちにも同じように酵素のとれるごはんが大切です。
酵素は、すべての生物の体内にあり、あらゆる生命活動に関わっている必要不可欠なもの。
ではなぜ、全ての生き物は酵素が必要なのでしょうか・・・?
それは、動物の身体の成長や健康維持は細胞分裂で成り立ち、天文学的な数の化学反応を体内で起こしながら生かされています。
その細胞分裂や体内での化学反応が止まると、全ての生き物は死に至るわけです。
この大切な作業は体内の酵素によって成り立っています。
なので、体内酵素が減ったり、なくなったりすると病気になったり死に至るわけです。
私たち人間も、ご飯やお肉やお魚やお野菜という食物を食べて生かされていますが、この酵素が体内で元気に存在してくれないと、それらの食物が健康な血液や体液や臓器や免疫力や防衛組織や身体のすべての部位に変化する化学反応が阻止されてしまうのです。
主に食べものの消化・分解のために必要とされ、これが不足してしまうと、免疫力や抵抗力が落ち、目ヤニや涙やけ、皮膚トラブルなどの症状があらわれたり、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。
酵素は、まさに健康の善し悪しを左右するバロメーターなのです。
酵素の弱点
愛犬たちは歳をとるごとに、自分の体内で酵素を作りだすことが苦手になります。
さらに、ドッグフードなど主に高温加熱加工された食べ物を食べるようになった現代の犬たちは、酵素不足の傾向にあると言われています。
「熱に弱い」というのが酵素の最大の弱点。
酵素は40度から壊れ始め、60~70℃でほとんど失われてしまいます。
つまり、酵素をたっぷり含む食べものであっても、煮る・焼く・炒める、など加熱してしまうとせっかくの酵素を失ってしまうのです。
ですから、低温調理された生の栄養そのままのフードを与えてあげることが重要になってくるのです。
それに、酵素は体内のビタミンやミネラルなどの栄養素に依存して生きている生物なのです。 地球上に存在する自然な生きた栄養素をバランスよく摂取できる食べ物が大切な理由はここにあります。
したがって、食物から得る自然栄養素が体内で不足してしまうと 体内酵素が活かされず、体内酵素が活かされないと細胞の活性が鈍り、細胞の活性が鈍ると体内の化学反応が鈍り、健康体を支える全ての要素が破壊されるというわけです。
活性酸素が増えて老化や病気が促進されたり、病気から身体を守る自己治癒力や免疫力が低下してしまうのも酵素によって細胞の活性が鈍ってしまう事が問題なのです。
毎日の食事で上手に取り入れる
自然のままの食べものが良いといっても、犬たちがそのような食事を毎日続けるのはなかなか難しいもの。
幸い、最近では酵素を手軽に補えるように開発されたサプリメントがあります。
「酵素や生の食材が持つ自然栄養素が生きた低温調理や蒸し調理されたフードを選ぼう」
「いつものドッグフードに生肉や生野菜をトッピングしよう」
「今日は酵素たっぷりのサプリメントをかけてあげよう」
こうやって毎日のごはんにちょっとプラスしてあげることで、犬たちに不足しがちな酵素をとりいれてあげましょう。