すい臓
膵臓は、タンパク質や脂肪、炭水化物を分解する強力な酵素を分泌し、この酵素の欠乏は、消化不良と吸収不良を引き起こします。
すい臓は十二指腸で腸液と混ざり合って活性化し、タンパク質や脂肪を分解する強い消化液になります。
またこのすい臓自身も実はタンパク質でできているのです。
元気なすい臓はタンパク質分解酵素を抑制する物質を内蔵しているのですい臓自身が消化されることを防ぐことが出来ます。
ですが、何らかの原因で、膵液が活性しタンパク質分解酵素が活性化し、抑制する物質とのバランスが崩れると炎症を起こしてしまうのです。
原因としては、常に高脂肪のご飯を食べている肥満犬などに多いと言われ、ミニチュアシュナウザーは遺伝的に脂肪代謝異常があると言われているので、膵炎を起こしやすいと言われています。
軽症の場合は嘔吐や下痢が見られます。
この場合【エンザイム】など消化を助けるサプリを取り入れ、膵液の分泌を抑えることをお勧めします。
重症の場合、激しい腹痛と嘔吐を伴い脱水・ショック症状によりぐったりしています。
点滴などで脱水症状を回避しなくてはなりません。