多彩にはたらく栄養素「ビタミン」
犬が生きていくために必要とされる5つの栄養素。そのひとつ「ビタミン」の特集です。
その種類は10を超え、役割もさまざま。どれをとっても、愛犬たちが元気に生活していくために欠かせません。どんな季節でも、ビタミンは大活躍。ビタミンパワーで、トラブル知らずのからだを目指しましょう!
カラダのはたらきをサポート
みなさんは「ビタミン」と聞くとまず何を思い浮かべるでしょうか?
すっぱいレモンや柑橘類のフルーツ、お肌の健康を助けるサプリメント…いろいろ連想されるのではないかと思います。
ビタミンの種類は、全部で13種類。
その役割をたとえるならば、からだのはたらきをスムーズにする潤滑油です。
たとえば、たんぱく質は、体内で血や肉となる重要な役割を果たしていますが、ビタミンのお仕事は、その過程がうまくいくようにサポートすること。
まさに「縁の下の力持ち」といってもいいですね。
酵素はベストパートナー
生きていくために不可欠な「酵素」。
ビタミンは、酵素のはたらきを助けるという大切な役割も持っています。
自分だけでは何もできないけれど、ビタミンと結びつくことで、はじめてその働きをはじめる酵素もあります。
ビタミンを摂るときは、酵素も積極的に摂ると良いですね。
水溶性ビタミン
水に溶けやすいビタミン。その性質から体内に蓄積できないので、毎日のごはんから摂る必要があります。
多く摂りすぎた分は尿中で水分と共に排出されるので、過剰摂取になってしまうことはありません。ビタミンCと、ビタミンB群(全8種)がこの種類に分類されます。
脂溶性ビタミン
脂に溶けやすいビタミン。体内へ蓄積されます。その性質から、毎日摂ることができなくても心配ありませんが、摂りすぎは体の負担になるので、適度なバランスが必要です。
こんなに大切なものなのに酵素もビタミンにも弱点が
命をはぐくむのに大切な酵素とビタミン。
そんなに大切な栄養素にも弱点があります。
それが「温度」。
ビタミンは60℃から壊れ始め100℃でなくなると言われていて、酸素は40℃から壊れ始め、70℃で無くなると言われています。
そして、水溶性ビタミンはお湯に溶け出してしまいます。
いくら国産で作られていようと、素材が素晴らしいものであろうと、高温で作られたドッグフードでは せっかくのものが無駄になってしまう…私たちはそう考えています。
ビッグウッドでは独自の「無殺菌低温調理法」により、自然の食材がもつ栄養素そのままのドッグフードを製造しています。
ビタミンは、基本的に体内で作り出すことができない栄養素です。
犬にとってもそれは同じ。毎日のごはんで補ってあげましょう。
また、犬の体内で作り出すことができるといわれるビタミンCですが、疲れやストレスによって必要以上に消費されてしまうので、こちらも日頃から摂りたいビタミンです。
ビタミンCに代表される水溶性ビタミンは、過剰になることはないですし、摂りすぎは良くないとされる脂溶性ビタミンも、普段の食事内容ならば心配ありません。
食べ過ぎや、おやつのあげすぎなど基本的なことに注意して、気軽に取り入れてみてくださいね。