犬の自己免疫疾患
私たちが例えば、ウィルスや細菌に触れたからと言って全てに感染しないのはウィルスから、自分の体を守ってくれる免疫システムがしっかり機能しているから。
もっと書くと、外部環境から侵入してきた異物(ウィルスなど)が、体の中で悪さをしないように、白血球たちが連係プレーで攻撃、退治してくれる…これが免疫です。
それでも起こっちゃう、免疫のシステムエラー?
本来、自分の体を守るため異物(自分の体に関係のないもの)を攻撃目標とするはずが、何をどう間違ったか、自分の臓器を攻撃してしまうことがあるのです。
この免疫システムの間違い(エラー)を【自己免疫疾患】と言います。
自己免疫疾患は、個体や犬種によって差があるものの、どの犬にも発症の危険性があります。
自己免疫疾患を起こしてしまう、免疫機能の阻害の最大の理由は体内の酸化といわれています。
いまだはっきり原因が分かっていないものの、唯一明らかなのは、この疾患には【内的要因】と【外的要因】があり、たとえ発症するための遺伝子を持っていたとしても引き金がなくては発症しない…と言うこと。
そしてその引き金が、ストレスやウィルスなどの細菌、薬物、食事の内容などによる、体の酸化であると言うこと。
自分を守るべき免疫が、自分と自分以外との認識能力がなくなり、皮膚や様々な細胞、甲状腺、血球など自分の体のどこかを攻撃することで病気などのトラブルは始まります。
始まってしまってから「ただのアンラッキー」や「意地悪な遺伝子なんだわ」では、あまりにも悲しすぎます。
せめて回避できるものは回避するよう最善の努力を!!
以前子どもを、ウィルス感染で病院に連れて行った時、
「このお薬は最後まできちんと飲ませて下さいね。
途中でやめると耐性が出来てしまって、次飲んだ時に効きにくくなってしまうんです。」
と言われました。
みなさん、どうしてお薬を飲ませたくないと思いますか?
私は、耐性が出来て次から次に効果や効力の違う薬を与えるのは体の中が心配…
ましてやお薬の対処療法でその時は良くても、根本から免疫や体の機能を高めて、トラブルを起こしにくい体にしてあげるのが一番だと思うからです。
この【自己免疫システム】について調べた時、原因が薬物にもあることが分かり、ふと前述の事を思い出しました。
そして、免疫を司るのは【腸内】であることにも着目しました。
私たちが愛犬の為に出来ることは
1.酸化していたり、添加物を含む食事は与えない
2.お薬の対処療法ではなく、体本来の自然治癒力・抵抗力を高めること
3.自然な抗酸化食品をたくさん与える
免疫を司るのは腸だからこそ、腸内環境は正常に保とう!!
腸には、腸内に住みつく乳酸菌の分泌物から免疫力を高める活性物質を作り出す働きがあります。
ですから、自己免疫疾患に陥るその前から、常に腸内環境を正常に保つことが重要となります。
フードに含まれる【常緑広葉樹皮炭素抹】【常緑広葉樹皮木酢液】には、胃の中で毒素(ウィルスや細菌も含む)を吸着し、排出する働きと、腸内のプロバイオティクスを増殖させる働きを持つプレバイオティクスが含まれています。
また、いつも無添加の食事を取り続けることで、体の中に化学物質や添加物や様々な汚染物質を溜めこまずにすみ、様々な疾患から体を守ることが出来ます。
体の中に蓄積された様々な化学物質は、血液や体液を酸化させるだけでなく、体の根源【細胞】すら正常ではなくならせてしまうのです。
高温で処理されたフードは栄養が破壊されているので、あとから栄養素と言う名の化学物質や、天然成分から抽出され二次加工された栄養素(化合物)が添加されていたりするので注意が必要です。
また、海外から赤道直下を通って船便で輸入され、国内に到着した後にリパックして酸化が進んでしまっているようなフードは与えないことです。
愛犬の引き起こすトラブルが、体質や遺伝、どうしようもないものだと思っているみなさん。
一度、
【食事の内容は腸内環境を整えることが出来る食事なのか?】
【どのような温度でどのように作られているのか?】
【フードの酸化は進んでいないか?】
【フードに添加物は含まれていないか?】
【抗酸化物質が十分に摂取出来る食事だろうか?】
などについても着目してみてください。
免疫機能を阻害してしまう最大の要因は酸化といわれています。
酸化を誘発するものはストレスやウィルスや細菌、薬物、食事や腸内環境にありますが、それでは免疫機能阻害の最大の要因である酸化から体を守るにはどうすればよいのでしょうか~?
免疫機能を支援するものは抗酸化食品を摂取するしかありません。
そして活性酸素を除去する最高の抗酸化食品はクイクミノイドを含んだ食事です。
クイクミノイドが最高に含まれる食品は「ウコン」です。
その他、抗酸化食品で有名なハーブは、「エキネシア」や「キャッツクロー」が医学的に有名です。
栄養素では「ビタミンA、B、C、D」が必要で、特に不足しがちな微量元素といわれている「クロム」や「セレン」や「亜鉛」の摂取が重要です。
クロムは「ケルプ」に豊富に含まれ摂取しやすい食品です。
「セレン」はガーリックに豊富に含まれ摂取しやすい食品です。
そして、免疫組織を正常に働かせるためにも亜鉛が必要不可欠です。
亜鉛が不足すると免疫機能が正常に働かないのです。亜鉛は「豚レバー」に豊富に含まれます。
これら自然の栄養素(抗酸化食品)を、きちんと十分に摂取してあげることが、自己免疫疾患をサポートします。
ビッグウッドでは、上記の食材をフードに十分に配合し、それぞれの食材の自然な栄養バランスが壊れないように低温調理でお作りしています。
それから、ビタミンB類は免疫機能や新陳代謝やエネルギーの正常な働きをサポートする食品です。「イースト」は、強力な抗酸化食品であるビタミンB類とガーリックを豊富に含む食品です。
その他、抗酸化食品の代表格であるブロシアニジンフラボノイドを豊富に含むフランス海岸松やビオフラボノイドを豊富に含むグレープシードやギンゴービロー バーを豊富に含むイチョウ葉と赤ワイン成分のポリフェノールを配合した、「エッセンシャルアクティベーション」もお勧めです。
そして、付け加えるなら本当は愛犬の体はバリア機能が合って、免疫など使わなくても健康が保てるはずなのです。そしてそれを形成するのは、この特集で伝えてきたように【体のバリア機能を高める食事】でしかあり得ないのです。
トラブルに負けない体を作るのも食事ですが、トラブルに陥る前にはねのける体を作るのも食事なのです。
それが免疫など使わなくても良い体だと言え、本当の意味での健康だと言えます。