膀胱炎・結石
「シュウ酸カルシウム結石」「ストラバイト結石」。この二つが、犬の結石の中でも多いとされています。
ですが、尿のPH(ペーハー)は全くま逆を示すのです。
最も多いとされる結石2種類
アルカリ性に傾いた尿で起こるストラバイト結石、酸性尿で起こるシュウ酸カルシウム結石。
アルカリ性の尿は、ショウ酸カルシウム結晶を溶かしてくれますが、ストルバイト結晶は溶けません。
逆に酸性尿はストルバイト結晶を溶かしてくれますが、ショウ酸カルシウム結晶は溶けません。
この二つの結石の原因とは?
どの結石症でも言えるのが、はじめは結晶と呼ばれる小さなものだと言うこと。結晶が結石になるには、結晶がくっつくための「核」となる細菌が必要となります。
ですから細菌感染を防ぐことで、結石化の予防が出来るのです。
更に詳しく各結石症について次では考えてみましょう!!
シュウ酸カルシウム結石
シュウ酸カルシウム結石は酸性尿で起こります。
この結石にかかるワンちゃんの多くは、中程度の脱水が見られるそうです。
つまり、お水を取る量が少ないと言う事。
水分の重要性がここでもよくわかります。
この結石にかかるワンちゃんを獣医さんに見せると、リンやカルシウムの摂取を控えるように言われた方も多いのではないでしょうか?
シュウ酸と結合し、結石となるカルシウムを食事から排除することで、結石のリスクを減らそうと言う考えのもと。
確かにこの考えも一理ありますが、カルシウムは果たして愛犬にとって必要のない栄養素なのでしょうか?
いいえ、違いますよね。
私たちの考え方は、愛犬が健康に生きるため、必要な栄養素を省くことなく、結石を予防しましょうというものです。
それにはこんな根拠があるから。
正常な状態では上のイラストのように、腸内にあるカルシウムが、シュウ酸と結合して便として排出されます。
ですが、結石のできる状態の消化器内ではシュウ酸とくっつき、便と一緒に排出する役割のカルシウムが足りず、尿をつくる泌尿器内にシュウ酸が放出されてしまいます。
泌尿器内では尿酸値が高くなると、細胞からカルシウムを取りだします。
その取りだされたカルシウムとシュウ酸がくっつくことでシュウ酸カルシウム結石が作られるのです。
(多少の結石化は正常時でもよくあることで、尿と一緒に排出されるため、必ず結石を作るとは限りません)
ストラバイト結石
犬の結石で一番多いとされるのが「ストラバイト結石」です。
ストラバイト結石は、大便などの大腸菌が尿道に侵入して、膀胱炎/尿道炎などの尿路感染症が原因で、尿がアルカリ性に傾いてしまい、酸性では溶解している結晶がアルカリ性では溶解できないので、細菌が核となり結晶が集合し結石になると言われています。
犬のストラバイツ結石の再発予防では、細菌が入らないようにする、細菌が増殖しないようにするなどで結石の再発を予防することが必要といわれています。
感染結石といわれるストルバイト結石の再発予防は、細菌に感染しないようにすることが一番。
でも…日常生活の中で、様々な細菌が愛犬たちの周りには存在します。
ですから、免疫力を高め、細菌に負けない体作りをすることも重要です。
免疫力を高める食事とは?
重要な水分補給とその方法
水分補給が結石にとって、どれほど重要かおわかりいただけたでしょうか?
結晶から結石になるその前に、尿量を増やし、尿と一緒に排出することで大きなトラブルとなるのを防ぐ事が出来ます。
でも、うちの子あんまり水分を取らないの…と悩まれている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
愛犬が一日に必要な水分量は、摂取カロリーをCCに直した量だと言われています。
例えば一日の摂取カロリーの目安が、300kcalならば300ccのお水を飲む必要があると言う事。
愛犬に上手に水分を取らせる方法を考えてみましょう!!
結石に良いとされるハーブと炭の力
食生活を改善することで、尿路結石の再発率が、約40%から10%に低下するといわれています。
ですので、ハーブのパワーを摂り入れて結石予防を努めましょう。
また、炭と木酢液は、食事とともに摂取をすることで、クレアチニンなどの体内の毒素や老廃物を効率良く吸着・排出することができ、不純物や老廃物のお掃除をしてくれる事が国立宮崎大学の研究データから知られています。
木酢液は、愛犬の腸内環境を整えてくれます。
腸には免疫や造血、代謝など様々な役割がありますし、細菌感染を防ぐためにも腸内環境を整え、免疫力UPをはかるのも重要な事です。
膀胱炎・結石に必要なサプリメント
まずは基本サプリでサポート
腸内環境の基となる(プロバイオテクス)と(プレバイオテクス)の両方をサポートし、総合的な健康の維持をサポートします。
「イースト」に含まれるビタミンB群は、強力な酸化防止食品であり、免疫機能や新陳代謝、ならびに総合的な健康の維持をサポートします。
サプリメントに含まれる成分で結石をしっかりサポート
「エキネシア」は、インディアンのハーブと呼ばれ、古くから親しまれてきました。除菌力が高く、風邪やインフルエンザ、カンジタや尿道炎といった、あらゆる感染症に対しても働きかけるといわれています。
「ビタミンE」は、体内の有害な酸化を予防する働きがあります。脂肪酸やビタミン、ホルモンが体内で酸化されると、壊れ、他の物質と混ざることで有害の混合物と変化し、結石等のあらゆる病気を作り出します。
KELP・CLAY・CENTAURYに含まれるミネラル強化と、PABA・SODの補給で活性酸素を防ぐ働きをサポートします。
腸内の自然なバランスが壊れたことによって、有名な有害腸内菌であるカンジタアルビカンがはびこってしまいます。この菌伝染は繰り返し不調を引き起こします。不足しているものはアミノ酸の一種である「タウリン」です。
膀胱炎・結石の食事療法&療法食に含まれているハーブ
クランベリー 人間の膀胱炎や尿道炎や結石などの尿路感染症の予防効果でも、医学的に効果が実証されているのがクランベリーです。効能は、細菌が付着するのを防ぎ感染を防ぐ、細菌の増殖を防ぐ、尿中pHを下げて尿を酸性に保ち細菌の増殖を防ぐことなどが知られています。クランベリーは、膀胱内の環境を改善し、膀胱粘膜を修復させたことで出血を緩和させたたり、尿中細菌の消失に効果があるとが知られています。クランベリーは、ストルバイト尿石症の予防効果があることも知られています。 |
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ヤロウ 利尿作用があり膀胱炎に有効。ヤロウは発汗作用や抗炎症作用もあり、体内の毒素を汗や尿で出してくれる作用があります。 |
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オリーブリーフ オリーブの葉や幹には、害虫やバクテリアから身を守る成分が多く含まれています。エレノール酸カルシウムを含み、驚くべき抗菌作用があることがわかりました。細菌に対して直接働きかけて細菌を殺すだけでなく、予防作用があります。 |
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常緑広葉樹皮炭素抹・木酢液 全ての健康は、腸内環境と体内の浄化によって育まれるのです。炭素末は体内のお掃除をしてくれ、なおかつ炭素抹と木酢液の組み合わせはプレバイオテクスとなり、腸内の有用微生物を育てる働きがあります。 |