胆泥症・・・ケムエックスと食事管理でウルソが止められた。
僕の大切なアイちゃん(2009年7月19日生まれ)。
アイちゃんとの出会いは運命的なものでした。2009年の夏、雑種犬は飼っていたが、トイプードルに魅了され、関西にある専門店をネットで調べ京都・大阪のプードル専門店などあちこち探しまわった。今一つピタッとくるものがない。
あきらめて家に帰ってみると地元に移動ペット販売のイベントがあった。仮設のテント小屋に段ボールなどで仕切られたケースのいろんな犬種の子犬が所狭しと並べられていた。
トイレなどの器具もなく、細かく裂かれた新聞紙の中にまるでウサギかハムスターみたいに入れられていた。暑さの中でそばを歩くだけで排泄物の臭いで長くは居られないと足早に過ぎ去ろうとしたその瞬間、レッドのトイプードルと目があった。
何というかわいい子、妻も気に入りすぐにサークルなど必要なものを買いにホームセンターへ走った。
そこでMダックスを2頭連れたおばさんに多頭飼いの難しさ(仲が悪く散歩も大変など)を説明され妻は断念を決めた。僕も渋々あきらめた。
イベントはその日が最終日だった。僕は一晩中その子のことが頭に浮かびよく眠れなかった。翌朝8時頃、どうしてもその子に会いたくてその場所にいった。次の会場(金沢)に向けて旅立つ寸前間に合うことができた。
この子は母親と2ヶ月足らずで引き離され、いろいろな犬種のワンちゃんたちと劣悪な環境の中で各地を転々と移動してきた。これからは愛情をいっぱい与えてあげようとアイコと命名した。
小さい時に劣悪な環境で野性的に育ったせいか食欲は旺盛。やっただけ食べる。あっという間に2kg…3kg…と体重は増えた。
アイちゃんが1歳になったころ旅行先の鳥取のペットと泊まれるホテルで一緒になった方にスパミールを教わった。
その方はトリマーさんでその場でスパミールをアイちゃんに試食させてくれ「少し高いけど健康でいてくれれば、獣医さんにお金をかけるよりいいですよ」と教えてくれた。
以来フードはスパミール、華、お肉(豚肉、鶏モモ肉、鶏軟骨、牛肉など)、ゆで野菜などをどんどん食べた。みるみる太ったのは言うまでもない。6歳までは風邪ひとつひかない、下痢もしない健康そのものだった。
ところがある日嘔吐した。その色と量にびっくり、食事も一切受け付けない。あわてて動物病院に連れて行くと、胆泥症と診断され長期の経過観察とウルソの服用を言い渡された。
食事は特別に制限はなかった。嘔吐はおさまり食欲も元気も回復した。薬の副作用などを心配し何回かウルソをやらずに様子をみたが、そのたびに嘔吐して食事も拒否した。
医者にはウルソは副作用もほとんどないのでずっと服用するように言われた。
食べないことがあった反動からか食欲は今まで以上に旺盛になり、お替りも強く要求するようになった。スパミールなら健康食だからいいかなと思い要求するままあげた日々が続いた。見た目にも太ったが、元気ならいいやと思っていた。
そして定期的に通っているトリミングで体重が何と6.5kgまで増え驚いた。
そしてトリミングの後、呼吸も喘息みたいなカラ咳…。トリマーさんから、肥満で器官が狭くなっているからだと言われた。 心配になりビッグウッドのコンシェルジュに相談した。
胆泥症のこと、食事の様子をそのまま伝えると、「そんな無制限に欲しがるままやっていると死んでしまいますよ!」と叱られた。そのあと肝臓、胆嚢の療法食ケムエックス、スパミール、華を1回分の量をそれぞれ何グラムずつと丁寧に計算してくれた。
それにポン雪、ゆで野菜、玄米をごく少量でかさましして、愛犬活力源、イースト、恵、グルコサミンコンドロイチンをトッピング。
とにかくアイちゃんの為にと、心を鬼にして計量機でしっかりはかり与えている。
全体量を2皿に分け与えて、お替りのような工夫もしている。その結果ひと月ごとに体重は少しずつ確実に減少していった。
昨年の正月からもう1年半ウルソも服用していないが食欲もあり、いたって元気そのものである。体重もここ3ヶ月は5.3kgで安定している。
獣医さんからはウルソは一生飲み続けるように、副作用も少ないからと言われていたが、できることなら薬は切りたかった。ケムエックスで様子をみてよかった。
療法食と体重管理でウルソを止めることができた。ビッグウッドの療法食はかかせない。
コンシェルジュの野沢さんや中川さんやビッグウッドのフードには本当に感謝しています。
※あくまでも個人の感想です。効能・効果を謳っているわけではありません。