長引く皮膚トラブルにも特別食やサプリを続ける事に迷いはなかった
『華』を使うようになって、もう10年近く経ちます。
先住犬のイエールには最初の頃、ブリーダーさんから紹介してもらった外国産のフードを与えていましたが、脂っぽさが気になっていました。自然な食材だけでできたフードがあれば・・・と思っていたところ、たまたま『華』のことを知り、早速切り替えて今に至ります。
その後、イエールの子供のミゲールを生後2ヶ月で我が家に迎え、すぐに同じものを与えるようになりました。一般的には、仔犬には『華』の消化が難しいようですが、ミゲールはもともとおなかが丈夫だったせいか、『華』が合っていたのか、消化の面でも全く問題なく受け入れてくれたのです。
予防接種や健康診断以外で病院にかかることもないままに、健やかに成長していったミゲールですが、2歳を過ぎた頃から、毛の生え方について気がかりな様子が現れました。 体全体の毛量は多いものの、バリカンなどで刈ると、その箇所の毛が生え変わってこないのです。暑さ対策のために短く刈ったおなかの毛は、2年が過ぎ4歳になってもそのまんま。毛を残した部分と刈った部分との境目は、そこだけ毛質が変わってしまったかのようで、綿毛のようにホワホワとして、ブラッシングすると落ちてきました。
また、3歳くらいの時に胸まわりにできた湿疹のケアをしやすいようにと剃ってみたところも、やはり同じ状態になってしまいました。普段はふわりと盛り上がった胸毛に覆われて気づかないのですが、シャンプーの際などに水で濡らすとそこだけ毛がなく、皮膚が見えているという状態でした。全身の皮膚の色も、イエールのようにきれいなピンク色ではなく、少し紫がかったようなうすい色をしていることも気になっていました。
そして4歳を過ぎる頃、お尻の毛が左右対称に薄くなってきていることに気がつきました。
薄くなった部分の皮膚には、ところどころ、黒い大きな斑点が浮き出しています。 イエールが仔犬の頃からお世話になっている大学病院のY先生のもとで調べてもらってわかったのは、副腎皮質ホルモンの値が正常値の範囲ではあるもののかなり低めだということ。
そこで試験的に甲状腺ホルモン剤をしばらくの間、投与してみることになりました。正直、体に与える影響の強い薬を試してみることには迷いがありましたが、信頼する先生のアドバイスに従い、投与量を通常の7割程度に減らしてもらって与えてみることにしました。
しかし半年近く過ぎても、何の変化もありません。それどころか脱毛は左胸のわき、首の下などあちこちに広がって、皮膚は全体的に黒ずみを帯びてきたのです。
何か別のアプローチがないものか・・・。そう思い、ビッグウッドお客様相談室のMさんにお尋ねして、オーダーメイドの『ホメオハーブ特別食』をお願いすることにしました。 同じ頃、信頼する主治医のY先生が事情により大学を離れることになり、ホルモン剤投与のテストも何らよい兆候が見えなかったことから、同じ病院の皮膚科に転院して、いろいろな検査を受けてみることになりました。
しかしここで、予想だにしない事態が起きました。
血液検査のために首から採血したところ、その部分に500円玉より大きいくらいの内出血班が残るのです。その跡は1週間ほど消えないままでした。 腕から採血する時には、さほど跡は残らないようでしたが、担当の獣医さんには”この子は血が止まりにくい子かもしれない”と言われました。出血が止まりにくい体質なのかもしれないという疑いをもたれ、爪をわざと深く切って、その出血がどれくらいの時間続くのか、というテストをされたりもしました。 そして、念のためにと受けたエコー検査でリンパ節の腫れが指摘され、さらに詳しい検査をと言われました。しかしこの一連の検査の様子で、私の中には拭い去れない不審感が積み重なっていきました。検査のやり方について飼主としての不安を訴えても、真剣に耳を傾けて相談に乗ってくれるわけではなく、ただ検査につぐ検査。それで病名が分かったとしても、治るかどうかはまた別の問題です。 飼主の見ている前でさえ納得のいかないやりかたを当然のようにされるのだから、見ていないところではどんなことをするか分かったものじゃないと思えました。同時に、神経のこまかいミゲールに、大きなストレスを与える検査を繰り返すことも気がかりでした。 何よりも、飼主である私がこんな気持ちでいる以上、信頼して愛犬を預けることはできません。この子を守ってあげられるのは、私しかいないのです。そう思い、私自身が一番納得のいく方法を選ぶことにしました。
体の内側から、ミゲールの弱い部分をケアしてあげること。薬を一切ストップして、ビッグウッドでお願いしていた特別食と『スパミール』、『元気な酵素』や『愛犬活力源』などのサプリメントだけを続けることにしたのです。
リンパ節の腫れがあるとしても、もし悪性ならばあっという間に変化があるはず。 何もなければ良性か、一時的な抵抗力の低下によるものだろう。へたにリスクの高い薬を飲まされるより余程いいと、半ば開き直り?のような気持ちでした。
この頃、ミゲールの皮膚の状態はさらに悪くなっているように見えました。黒い斑点は背中からおしりにかけて、また胸から首にかけてさらに広がり、被毛は左半身だけがごっそりと抜けおちてしまっていたのです。お散歩仲間からはまるで他の犬のようだと驚かれるほどでした。
原因はわからないままでしたが、不思議と私の中に迷いはなくなっていました。 いくつか示された選択肢の中からミゲールにとっての最善の方法をみつけるためには、私自身が全てを理解する必要がありました。薬を使うことのメリットとデメリット。どのようなリスクがあるか。ハーブや自然な食事による体質の改善とは、どんなことか。 ビッグウッド相談室のMさんから納得いくまで説明してもらい、時間をかけて相談する中で、私の中でそれがクリアになり、はっきり答えがでたからかもしれません。
何年かかっても、絶対にきれいな体に戻してあげる、という信念は強く持っていましたし、不安が全く無いわけではありませんが、気持ちはとても穏やかでした。
ビッグウッドの食事を食べさせる中で、”これを食べて絶対に治す!!”と半ば追い詰められたような思いで変化をあせったり、とがった余裕のない気持ちでいるのではなく、”コレを食べていると、いいことがあるよ。”とおおらかにかまえていられるようになりました。
左半身だけ毛が抜けた姿は、端からみるとおかしなものだったのかもしれません。けれど我が家ではそれには一切触れず、毛が抜ける前と同じように話しかけ、遊びました。痒みや痛みなど、ミゲールにとってストレスになるようなことがなかったのは、救いだったかもしれません。
目立った変化に気づいたのは、療法食を使い出して10ヵ月ほど経過した、今年の11月初め。 一番症状がひどかったお尻や胸、左半身やおなかの斑点や黒ずみが薄くなり、ピンク色のきれいな皮膚が見えて、被毛が伸びてきたのです。
今までの姿を思うと信じられない、嬉しい変化をとげているのです。すぐに、Mさんにお伝えしました。
リンパ節の腫れは、あれ以来エコーをとっていないのでわかりませんが、1年近く経っても何ら変わりなく、元気いっぱい走り回っているミゲールの様子を見ると、悪いものではなかったのだろうと思っています。
今年、ミゲールは6歳に、イエールは10月で13歳になりましたが、ふたりとも、本当に元気で毎日を過ごしてくれています。
これからの課題は、少し太りがちなイエールのダイエット。 Mさんから、玄米を使ったとっておきの食事を教えてもらいましたので、早速試してみようと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いします!
※あくまでも個人の感想です。効能・効果を謳っているわけではありません。