「愛犬活力源」のパッティングで皮膚がきれいに
クッキーが身体を痒がり出したのは、1歳を過ぎる頃からでした。
初めは背中のごく一部で始まった痒みは瞬く間に全身に広がり、掻き毟ったあとにはがれた皮膚の上はかさぶたや、うろこ状のフケに覆われて、被毛の上からもわかるほどぼこぼこと盛り上がっていました。
皮膚のバリア機能がおちているのか、はたまた寄生虫や菌の影響なのか、もしくはアレルギーか・・・ 獣医さんでもあらゆる検査をしましたが、はっきりとした原因はわからないままでした。
この時に病院から勧められたのが、原因を突き止めるための治療。考えられる疾患を特定するために、いろんな薬を試してその効果をみる、というものでした。 治るあてがあるわけでもなく、とにかく痒みを抑えるための薬をあれこれ実験のように使ってみる・・・?それが本当に根本的な痒みの解決につながるのだろうか・・・。大きな違和感を覚えました。 短期間で悪いところを抑えこむ対症的なやりかたではなく、たとえ時間がかかったとしても、根本からケアすることで治してやりたい。納得のいかない治療をこの子に施したくはない。 こんな思いがつのり、結局この治療は行わず、自分のなかでもあれこれと葛藤を抱えながらも、家でできる範囲のケアを続けていました。
皮脂が分泌されて皮膚は常にべたつき、臭いを発するため、週に1度はシャンプーです。そして毎日のブラッシングで皮膚のしたの血行を促し、同時に皮膚を清潔に保つよう心がけ、クッキーが寝転がるベッドやマット類もこまめに洗って、太陽にあてていました。
また、家で何もせずにいると余計に気にして痒がるように思えたので、頻繁にお散歩に連れ出しました。ヒトやイヌとの出会い、交流が大好きなクッキーには、これは何よりの気分転換。このときばかりは痒みも忘れるようで、表情をゆるませ嬉しそうに挨拶してまわっていました。
そんな毎日でしたが、やはり痒み、湿疹がそう簡単におさまるはずもなく、年を重ねるごとに湿疹や痒みが出る頻度は増し、年中、季節を問わず全身を掻き毟っていました。
そんな状態でクッキーが4歳を迎えたある秋の日に、お散歩でとても元気なワンちゃんと出会いました。
いきいきとした瞳、つややかな毛並み。まだ若い子だろうと聞けば、もう10歳を過ぎているというのです。とてもそんな年齢には見えず、驚きをかくせませんでした。 いろいろ話を聞く中で、その子が”ビッグウッド”という会社のフードを使っていることを知りました。
その頃のクッキーの食事は外国産の、ナチュラルなものだけを使っていると定評のあるフード。
皮膚のことを考えて、評判が良いものがあれば取り寄せて試すことを繰り返してはいたものの、皮膚の状態はあまり変わらず、ひとつのフードに決めかねていた時でした。
その当時は、食事がどれだけの影響、変化をもたらすものかは実感できずにいたのです。 しかしそのワンコとの出会いは私に大きなインパクトを与えました。 もしかするとクッキーにも何か良い変化があるかもしれない・・・そんな直感にも似た思いで自由が丘 にあるビッグウッドのショップの場所を聞き、地図をたよりに訪れました。
そこでスタッフの方にお話を伺い、皮膚トラブルの要因としてフードに含まれる添加物や保存料、酸化防止剤などの化学物質が挙げられることを知り、改めて食事の重要性を知らされることになったのです。
これまでのクッキーの症状についても詳しく相談に乗ってもらい、早速『華』を購入。 見慣れぬハーブがたっぷり入った食事にも、クッキーは戸惑う様子もなくたいらげてくれました。 身体には、ショップのスタッフから教わったとおり『愛犬活力源』をコットンにひたしてパッティング。天然の木酢液には雑菌の繁殖をおさえる働きがあるそうで、かきむしった箇所には特にこまめにつけて、傷ついたあとを清潔に保つようにしていました。
幸い、我が家から自由が丘のお店までは、電車ですぐの距離。 フードを買い足す時はいつもお店で相談しながら今のクッキーに必要なものを把握することができ、心強い思いでした。 それから3~4ヵ月が過ぎ、2009年が明けた頃。クッキーの痒がる様子が、少しずつ減ってきたことに気がつきました。 変化は日を追うごとに顕著に現れ、初夏を迎える頃には、週に1度欠かせなかったシャンプーを隔週に減らしても、臭いやべたつきが気にならないほどになっていました。
ところどころ、でこぼこしていたかさぶたも徐々に少なくなり、きれいな皮膚にもどってきました。毎年、特に梅雨の時期は痒みがさらに増して皮膚がボロボロになっていたものですが、今年のクッキーはまったく違います。 ところどころ痒がりはするものの、それが以前のようにあっという間に全身に広がる、ということがないままでおさまるのです。
痒みが出始めてからは悪化の一途をたどるのを、ただただ見守るしかなかった3年間。それが、この半年でここまで変わるなんて・・・本当に、本当に嬉しい驚きでした。
生きものには本来、自身でトラブルを解消し、病気を治癒するだけの力が備わっていると思います。薬を使わずになんとか乗り切ろうと努力した日々、そこでビッグウッドと出会ったことが、今回のような驚くほどすばやい改善につながったのかもしれません。
これからもクッキーが持っている力を信じて、それをできるだけ伸ばしてあげられるよう、自然の力を取り入れながらサポートしていきたいと思います。
※あくまでも個人の感想です。効能・効果を謳っているわけではありません。